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インディーズバンド

インディーズバンドの稼ぎ・収入源は?ギャラの相場は?食べていけるの?バンドマンのお金事情

  • インディーズバンドって稼ぎあるの?
  • インディーズバンドの収入源は?
  • インディーズバンドは食べていける?

などインディーズバンドの実情が気になっている方も多いかもしれません。

結論から先に言いますとほとんどのインディーズバンドは食べていけるほどの稼ぎはありません。

ごく稀にインディーズで多くの収入を得ているアーティストもいますが、ほんの一握りです。

私個人の知り合いのアーティストでもメジャー、インディーズに関わらず集客力、人気度によって収入は大きく変わります。結局のところ、食べていけるかどうかは人気度によります。

メジャーデビューしているアーティストはすでに人気を獲得していることが多いため稼ぎがある程度見込めるアーティストもいますが、メジャーデビューしてもバイトを続けているなんて場合も多々あります。

この記事では、そんなインディーズバンドのお金事情や、昨今の音楽業界においてバンド活動がいかに難しいかを解説します。

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インディーズバンドはここが大変!

インディーズバンドは、音楽家の中でも一回りも二回りも大変である場合があります。それには主に以下のような理由が挙げられます。

メンバーが多い

メンバーが多ければ多いほど、全員をバンドだけで食べていけるようにすることは大変です。例えば、5人組バンドが月に1人あたり20万円の給料(税金など全て込み)を稼ぐためには、月に100万円をコンスタントに稼ぎ続けなければなりません。

バンド結成時を会社で例えると、稼ぎ0の段階から社員を増やしていることを意味します。

曲作りが大変

メンバーが多いと毎回集まる必要があり、曲作りも大変です。今や、パソコン一つで音楽制作ができる時代で、楽曲提供の納期が1〜3日程度なんてこともざらにあります。メンバー全員で楽曲を作り上げる場合は、時間もコストもかかりかなりコストパフォーマンスが悪いです。

インディーズバンド主な収入源

インディーズバンドの基本的な収入源としては以下のようなものが挙げられます。

楽曲配信収益

SpotifyやApple Musicなど音楽配信サービスで楽曲を再生されることでそれに応じた収益が発生します。今は、誰でも簡単に自分の楽曲を音楽配信サービスに載せることができますが、利益率はかなり悪いです。すでに有名なアーティストでも楽曲配信収益だけで食べていくのは至難の業です。

伝説的バンドKISSのジーン・シモンズによると、娘でアーティストのSophie SimmonsがSpotify1000万回再生で214ドルだけという衝撃的な収益を発表しています。

※音楽配信サービスの利益は変化しており現在ではおよそ1再生あたり0.1〜1円程度になっています。ただし、1円程度もらえる音楽配信サービスは稀で、シェアの多いSpotifyは0.1円程度です。

ライブ

バンドによって異なりますが、ある程度集客できるバンドになるとイベントの出演料や、呼んだお客さんの人数によってバックがもらえる場合があります。

音楽配信で稼げない今、物販でも稼ぐことができるライブは収入源の中でも中心的存在と言えるかもしれません。

ただし、ライブハウスによってはノルマを課せる場合があり、一定数を人を呼べない場合は逆にライブハウスにお金を支払う必要があることもあります。

CD

今では、再生するCDプレイヤーですらほとんどの方が持っていないCDですが以前は大きな収入源でした。昔ほど売れないCDですが、現在でも物としてほしい方がCDを手にとってくれることで収入源となっています。

グッズ販売

音楽ではないものになりますが、グッズ販売は大きな収入源です。物によりますが、利益率を高く設定できる場合があります。

インディーズバンドのギャラの相場は?

もし、インディーズバンドをイベントに呼びたい場合などがあっても、ギャラの相場観が分からないことが多いと思います。

正直、ギャラはバンドによってまちまちです。人気バンドであれば二桁万円必要な場合もありますが、そこそこのインディーズバンドであれば数万円で来てくれることも多々あるでしょう。この辺りは、バンド本人に連絡するのが手っ取り早いです。ある程度のバンドであれば、数万円で十分承諾してくれると思います。また、集客の人数に合わせてチケット料金の◯%バックするなど出来高でお願いすることも可能です。

私自身、ギャラをもらう側、またイベントを企画してギャラを渡す側になったことがありますが、交通費なども含めて本当にピンからキリまであります。

インディーズバンドがライブを行う上では、主に以下の4パターンが考えられます。

  1. ノルマあり:設定された人数集客することが必須で、集客できない場合バンド自身で支払います。設定人数以上集客できた場合、オーバーした人数1人あたりチケット料金の◯%バック・◯◯円バックなどの設定があることもあります。これは主にライブハウスから提案されたブッキングに多い事例です。
  2. ノルマなし:ノルマなし、ギャラもなしの無料出演です。
  3. ノルマなしバックあり:ノルマはありませんが、集客人数によってチケット料金の◯%バック・◯◯円バックなどの設定があります。
  4. ギャラあり:集客人数に関係なく、ギャランティーが発生します。

まだ集客の見込めない人気のないバンドであれば「1」人気のあるバンドであれば「4」を条件として出演する機会が増えていきます。

まとめ

インディーズバンドの収入源や稼ぎについて解説しました。

CDが売れた時代も厳しい世界でしたが、現在ではさらに厳しい世界になっています。バンド活動の中で、YouTubeなど音楽以外のコンテンツを持ちながら活動していくことが今の時代には合っているかもしれません。どちらにせよファンを多く作って、集客する力が必要となります。

リスナーの方は、聴くだけにとどまらず是非ライブに足を運んでみてください。実際に見てみないと分からない感動がたくさんありますし、インディーズバンド自身もその方が嬉しいと思います。

この記事が参考になれば幸いです。

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